八重樫の「眼」⑦~最低賃金改定~

   

こんにちは!八重樫です。

経営者にとっても労働者にとっても毎年この時期になると気になってくるトピック。

とはいえ、両者にとって気になるベクトルが正反対と言っても過言ではないでしょう。

労働者にとっては嬉しいことだと思いますが、経営者にとってはきっと耳の痛い話題。

今回は10月1日に改定される最低賃金についての話です。

 

平成29年8月末現在、北海道の最低賃金は「786円」。

これが10月から24円上がって810円になります。

弊社の現在の給与・雇用形態だとあまり影響はないのですが、業種によってはこの24円が死活問題になりそうです。

ところで、この「24円」というのはどのように決定されているのでしょうか。

厚生労働省の報道発表によると
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000172722.html

①中央最低賃金審議会で全国の都道府県をランク分けし、ランクごとの上昇幅を決定

②各地方最低賃金審議会で地域における賃金実態調査等を踏まえ答申を行う

③各都道府県労働局長が地域別最低賃金額を決定

という流れで最低賃金が決められるようです。

①の額がほぼそのまま決定額になっている気もしますが・・・。

この①のランク分けによると、北海道は4段階(A~D)中、下から2番目のCランク。

ちなみにAランクは埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、大阪

Bランクは茨城、栃木、富山、山梨、長野、静岡、三重、滋賀、京都、兵庫、広島

となっています。

北海道がなぜこれらの都道府県より下なのかはよくわかりませんが、

札幌市外の市町村のことを考えるとCランクで妥当なのかなとも思います。

他はさておき、北海道は今年10月から810円。

これはもう逃れられない事実であります。

最低賃金で雇用している業種といえば真っ先にコンビニの高校生が思い浮かびますが、これコンビニ経営は大丈夫なんでしょうかね。

当然ですが、給与等の人件費は売上の中から捻出されます。

週に20時間くらい働くバイトの高校生3人がいるとして、月の給与がいくら上がるかというと・・・。

約5,760円。

一見するとたいしたことない金額のようです。

しかし、バイト高校生の時給があがって売上が上昇するかというと・・・。

多分あがんないですね(笑)

売上はあがらないのに人件費は増える。

これはボディブローのように確実に経営者の体力を削っていきます。

しかも、毎年最低賃金はあがっていますからね。

調べてみたら10年前、北海道の最低賃金は654円だったようです。

そのときと比べると156円のアップ。

先の例でいうと月約3万8000円の人件費アップです。

仕事柄、様々な補助金や助成金の情報に触れますが、あるのは「新規創業」「新規雇用」「正社員登用」などばかり。

できることなら、事業の「継続」、雇用の「継続」など継続していることに対する助成もして頂きたいと思う次第であります。

 - 3F 社長室