<よい言葉②> いつかできることはすべて、今日もできる

   

第1営業部・シュウトウです。

シリーズ<よい言葉>。今回は…

「いつかできることはすべて、今日もできる」(ミシェル・ド・モンテーニュ)

う~ん、耳の痛い言葉。

モンテーニュは16世紀のフランスの哲学者で、その思想は後世のデカルトやパスカルにも影響を与えたそうです。
また、数多くの名言を残したことでも知られていて、一例ですが「世の中には、勝利よりももっと誇るに足る敗北がある」とか「目指す港がないような航海をしていたら、どんな風が吹いても助けにならない」などは、若人の生き方の指針となるような、実感をもった力強い言葉だと思います。
あ、でも一定年齢以上の方には「結婚は鳥かごに似ている。外にいる鳥は必死で中に入ろうとし、中にいる鳥は必死で逃げ出そうとする」の方が実感あるかも…(苦笑)

さてさて、本題の言葉に戻りますが「いつかできることはすべて、今日もできる」とは、正にその通りなんですよね。
正論過ぎて、私なんかは特に”突き付けられた”感があります。
分かっていても実行に移すことのできない、その心の弱さを指摘されていると感じるからでしょうね。

一歩踏み込んで考えると、その自分の弱さに正面から向き合う勇気と努力こそが大事で、いつかではなく今日行動するという選択を繰り返し繰り返し自分に課すことで、いつしか自分の弱さを乗り越えることができる、そういう道を示している言葉なんじゃないかと思います。

モンテーニュは、次のようにも言っています。

「苦しみを恐れる者は、その恐怖だけですでに苦しんでいる」

「いつかできる」と苦しむより「今日できる」と覚悟して行動に移す、それこそが恐怖に打ち克つ生き方なのかもしれません。

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