<Bespoke Shoes / Reboot①> 『cagra』

   

こんにちは、シュウトウです。

遡ること8か月前、社名『ウェルト』にちなみウェルト靴をオーダーするという個人的野望のレポートを目的とした本シリーズをスタートしたものの、諸般の事情によりその後の具体的な進展がなく、もはや社内でも頓挫したものと思われていました。

しかし、この度改めて進捗することが決定しました!(パチパチパチパチ)
本シリーズもリブート版として、気持ちも新たに再スタートします。

さて、改めましての第1回は、今回制作を依頼した工房について。
札幌にある『cagra(カグラ)』さんをご紹介します。

Website >>> cagra

北海道内でフルオーダーをやられている職人さんは数えるほどなので、すごく貴重な存在。
しかも代表で靴職人の樋口さんとは年齢も近く気軽に相談できます。
靴のオーダーを意味する「ビスポーク」とは”Be spoke”のことで、話ながら制作していくプロセスを重視することからそう呼ばれるため、相談しやすいということはとても大事な要素です。

工房は「サッポロファクトリー」北向いの「岩佐ビル」にあります。
「岩佐ビル」は札幌市景観遺産に指定された歴史ある建物で、長い年月が醸成した重厚で濃密な趣が感じられます。

内部も天井が高くて、廊下も雰囲気ありますよね。
元々は工場だったようですが、今はテナントビルとして使われており、設計やデザインの会社などが多く入っています。
スキップフロアになった3階の奥に『cagra』さんはあります。

店内は、応接スペースと工房とに分かれています。
味わい深い調度類と美しい靴、使い込まれた工具や機械、一見雑然としかし力強くディスプレイされた木型など、すべてが「用の美」として存在していて、表面的ではないカッコ良さってこういうことだな、とおじさんはしみじみ思います。



ホームページにもある通り『cagra』さんでは一般の方向けの靴教室もやられていて、じつは以前シュウトウも通っていました。
当時は終始無駄話ばかりして、樋口さんや他の生徒さんに迷惑をかけていましたが……、ともあれ、そういう経緯もあって、樋口さんにはあらかじめシュウトウの人となりや好みなんかも把握して頂いているので、今回満を持してお願いすることになりました。

打ち合わせの様子などは、また次回ご報告したいと思います。

それでは。

 - 1F 第1営業部